土地探し  5     お隣 (前編)

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お隣が建っていないので、明るく広々として見渡しが良い。

でも、そんな土地は家が建つと、すぐその良さは消えてしまいます。

市街地に土地を探すのであれば、隣が更地というのは避けた方がよいかもしれません。もちろん、何らかの理由で将来的に何も建たないというのなら話は別ですが、そうでなければ、むしろ家が建っている方がお勧めです。

何といっても防犯に有利ですし、境界に隣の塀がある場合は、こちらで作る必要がないかもしれません。外構工事もやり方によって、結構費用が掛かりますので、その分ローコストに抑える事も可能です。

そして、隣家があれば、隣人がわかります。何かちょっと一声掛ければ、ある程度その人柄もわかるでしょう。更地ではどんな人が隣人になるか、まったくわからないのです。隣人とはずっと付き合っていく事になるのですから、結構重要な問題です。

また、隣家によって外から見えなければ、その部分の外観を気にする必要もありません。外壁の素材をローコストなものにする事もできますし、外から見える窓の大きさや位置を気にする必要もありません。瀬戸内の直島に安藤忠雄の地中美術館という有名な建物がありますが、その内部空間は秀逸です。数ある安藤作品の中でも僕が特に好きな作品です。これは地下建築のため外観を考えず、光の入れ方や空間構成等、全て内部のみを考えて、理想的な空間を創る事が出来たからではないかと思っています。隣家に隠れる窓の話に大建築家の美術館を引き合いに出すのは、大変恐れ多い事ですが...

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