建物の寿命 (1)

先日、以前リノベーションを手掛けたお客さんが訪ねて来られました。「妻の実家を改装したいと思っています。また、こんなお話で申し訳ありませんが.....」ほんとうに少し申し訳なさそうにお話になるお客さんに、僕は即座にお答えしました。「もちろん、喜んでさせて頂きます。」

改築は新築に比べ遣り甲斐は確かにありますが、ほんとうは少し面倒な所もあります。でも、そんな事よりも、以前やったお客さんからの再依頼は喜びが2倍です。それは以前の仕事を評価してもらっている何よりの証だからです.....

ところで、最近は何故か改装の話ばかりが続いています。欧米に比べ圧倒的に新築率が高い日本も少しずつリノベーションが増えてくるであろう、以前からそう思っていました。ただ、その兆候がほんとうに感じられるようになってきました。

「日本の住宅の寿命は欧米に比べ圧倒的に短い。」そう言われてきました。「サイクル年数 日本30年、アメリカ103年、イギリス141年」「平均築年数 日本30年 アメリカ55年 イギリス77年」「住宅の減価償却耐用年数 RC47年、木造22年、鉄骨19~34年。」様々な数字が目に飛び込んできます。それらの値がどれだけ確かなものなのか、僕にはわかりません。ただ、欧米の住宅に比べ日本の住宅がかなり短命な事だけは確かなようです。「日本の住宅の寿命は30年、アメリカは100年。その差はシロアリ対策の違いです。」どこかでそんなシロアリ処理業者の広告を見た事もありますが、それはまっかな嘘でしょう。しかし、日本の住宅の平均寿命が短い事だけは真実なのです.....

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