そして、既に隣家が建っていれば、その形や窓等の位置を考慮して、計画をする事ができます。僕は常に周囲の隣家やその窓の位置を実測し、それから計画を始めます。KM邸では設計依頼の時、東西に細長い敷地のすぐ南は更地でした。幸い、そこに住宅の建設が決まったので、その建物の計画が決まるのを待ち、それを教えてもらってからこちらの設計を行いました。でももし、それが決まっていなければ、将来建つであろう建物を推測して設計する事になったのです。
未だ建っていない隣家は大きな不確定要素であり、リスクでもあります。ただ、既に建っていれば、より良い対処方法を見つける事も出来、それをプラスの要素に変える事も可能なのです。
写真はKM邸の東側正面です。すぐ南側にお隣が建っています。
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