とー土地探し(8)崖 再掲2023.05.25

敷地全体が崖、こんな土地でも住宅は建築可能です。ただ、この場合は膨大なコストが掛かる事もあります。以前、斜度40度程の崖地での住宅建築の試算をした事がありますが、1000万円近いコストアップになりました。もちろん崖の高さ ...続きを読む

とー土地探し(7)崖 再掲2023.05.18

高台の見晴らしの良い土地は大変魅力的です。 ただ、崖に近い土地は崖条例により、建設可能な土地の範囲が規制される事があります。一般に崖条例と呼ばれているのは、各自治体が独自に定める建築条例の中にある、崖付近の建築物への規制 ...続きを読む

とー土地探し(6)お隣 再掲2023.04.27

そして、既に隣家が建っていれば、その形や窓等の位置を考慮して、計画をする事ができます。僕は常に周囲の隣家やその窓の位置を実測し、それから計画を始めます。KM邸では設計依頼の時、東西に細長い敷地のすぐ南は更地でした。幸い、 ...続きを読む

とー土地探し(5)お隣 再掲2023.04.21

お隣が建っていないので、明るく広々として見渡しが良い。 でも、そんな土地は家が建つと、すぐその良さは消えてしまいます。 市街地に土地を探すのであれば、隣が更地というのは避けた方がよいかもしれません。もちろん、何らかの理由 ...続きを読む

とー土地探し(4)借景 再掲2023.04.08

望むべき借景がなければ中庭を造り、空を借景として切り取る事も可能です。どんな土地でもすばらしい家を創る事は出来るでしょう。ただ、川、山林、公園、遠い街並みの眺望等々、将来的に変わらないすばらしい借景が望める土地は、その方 ...続きを読む

と―土地探し(3)借景 再掲2023.04.01

僕が考える理想的な土地は、すばらしい借景が望める土地です。 本来、外の景色を庭園内の重要な要素として取り込む時に、その景色を借景と言いますが、僕は庭に限らず建築空間をより豊かにする敷地外の景色は、全て借景と呼びたいと思い ...続きを読む

とー土地探し(2)予算 再掲2023.03.24

土地にどれだけのお金を掛けるか? 土地、建物、外構、家具、税金、登記、引越し等々。これらの総予算の中から土地だけにいくら掛けるか、これはなかなか悩ましい問題です。建築家としては、土地は出来るだけ安く購入し、その分建物にお ...続きを読む

とー土地探し(1)建築家のアドバイス 再掲2023.03.20

どんな土地に家を建てるか? 家づくりにとって、それは大きな問題です。僕も30年程前、自邸用の気に入った土地を探すのに大変苦労しました。2,3年を掛け10件以上の物件を見に行きました。 そして、まだ土地が決まっていない方々 ...続きを読む

てー天窓(3)2023.03.11

パンテオンもそうですが、天窓は他の教会にも様々な形で使われています。もちろん、教会の採光装置の多くはゴシックのバラ窓のように壁に設けたものがほとんどですが、天窓のように上から降り注ぐ光は、宗教施設にとって視覚効果的にも大 ...続きを読む

てー天窓(2)2023.03.03

天井からの光、そう聞いて僕が先ず思い浮かべるのはパンテオンのドームに空いた大きな丸い穴からの光です。これは雨も吹き込む単なる穴ですので、厳密には天窓とは言えないかもしれませんが、ここからの光はまさに天井=天上からの光、そ ...続きを読む

てー天窓(1)2023.02.25

天窓は建築空間において,それを劇的に変貌させることができる重要な装置のひとつです。もちろん、壁からの光も大変重要ですが、上から降り注ぐ天窓からの光はそれとは趣も違い、空間をより豊かなものに変えてくれるのです。 僕も多くの ...続きを読む

つー土2023.02.10

「土」と聞くと、農作物に不可欠な土壌のことを思い浮かべる人が多いと思いますが、それは建築にとっても大変重要な素材のひとつです。 今の日本では、瓦やタイルそして左官材料の素材等として僅かに使われているだけですが、一昔前まで ...続きを読む

ちー地下空間2022.10.19

1995年に事務所を開設してから、資材置き場として床下に設けた事以外に地下室を作ったことは一度もありません。地下室は地下水やその湿度対策に手間が掛かり、工事費も地上に建設する場合に比べかなり高額になります。そのため、夏涼 ...続きを読む

たー建物の寿命 (6) 再掲2022.09.30

木造の構造的な限界年数も、もちろん、はっきりとした事を言う事はできません。1300年の法隆寺は別格としても、日本には多くの古い木造建築が今なお生き続けています。ただ、現代の木造建築がそれらと同様に長持ちするのかは、ちょっ ...続きを読む

たー建物の寿命 (5) 再掲2022.09.22

鉄骨造の構造的な限界年数はどれくらいでしょうか。 これについても、やはり、はっきりとした事は言えません。鉄そのものは水分さへ防げば、半永久的に長持ちします。雨水の浸入を防ぎ、防錆処理が完璧であれば、ALC版などの壁そのも ...続きを読む

たー建物の寿命 (4) 再掲2022.09.12

それでは、RC造の構造的な限界は何年ぐらいなのでしょうか。 結論から言えば、はっきりとした事は言えないという事です。中性化した部分にある鉄筋が錆びるのは、そこに酸素と水分があるからですが、それらがどれだけそこに供給される ...続きを読む

たー建物の寿命 (3) 再掲2022.08.28

前に、「コンクリートは50年持つか。」「500年持つコンクリート」等、コンクリートの耐久性について少し触れた事がありますが、実際RC造は構造的にどれだけ持つのでしょうか。 RC造の構造的な耐久性を語る時、一番良く触れられ ...続きを読む

たー建物の寿命 (2) 再掲2022.08.05

「建物の平均寿命が~年。」と言われる時、それは平均的に建物がどれだけ物理的に長持ちするのか、どれだけ安全に住み続ける事が可能なのか、その年数を表した数字ではありません。構造的に問題がなくても、様々な理由で壊されていく建物 ...続きを読む