「法隆寺金堂壁画 科学調査へ」
そんな記事が昨日の朝日新聞に朝刊の一面トップで出ていました。一面トップにする程の記事なのか、そう訝りながら読み始めましたが、どうも朝日新聞社肝いりのプロジェクトのようです。
66年前の1月26日、法隆寺金堂で火災が発生し堂内の壁画が焼損しました。ほとんどの色彩を失いながらも焼け残った壁画は、土壁ごと外され収蔵庫に保管されたそうです。そして、その調査が66年ぶりに行われるそうなのです。火災発生後8年目の1967年には、平山郁夫を含む当代一流の日本画家14名による再現壁画の制作が始まり、それにも朝日新聞社が協力していたようです。法隆寺は世界最古の木造建築。そして、多くの国宝や重要文化財をを持った世界遺産でもあります。そんなお寺の価値ある壁画の66年ぶりの調査なのですから、まあ、一面トップもおかしくはないのかもしれません。
先日、唐招提寺に行った時の事を少し書きましたが、お寺について書くなら、最初に触れるべきは法隆寺だったのかもしれません…
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