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週末、家族三人で日本海へ行ってきました。

砂浜に面したキャンプ場には原発の建物がすぐそこに迫っていましたが、眼前には美しい日本海が広がっていました。
海で泳ぐのは何年振りでしょうか。何十年ぶり?ほんとうに久しぶりです。海二度目の息子はテント設営も一切手伝わず、海に直行です。
蟹やヤドカリ、ヒトデを捕まえ、しょっぱい海水を味わいながら、風の強い日本海を泳ぎました。

夜、消えかけた焚き火台の傍で一人で酒を飲んでいると、足の悪い一匹の野性のキツネがやって来ました。先の白い太い尻尾、尖った耳、まさにキツネです。
残っていた焼き鳥、食べかけのチーズをキツネが驚かない様にそっと投げてやりました。
野生の動物への餌やりは良くない事かもしれません。でも、足の悪い彼(?)には人間からの餌が貴重な命綱かもしれないし...

満月に近い青白い月明かりの下で、野生のキツネへ餌をやったのはもちろん初めてです。幻想的な貴重な体験でした。

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