住宅密集地の細い路地の角に建つ、3世代5人家族の住宅です。クライアントは僕が以前設計した事務所ビルのオーナーです。
「長年住み慣れた土地を離れたくない。」そんなクライアントの奥さんのご希望で、条件の厳しい土地でしたが、同じ場所での建て替え工事となりました。南側と東側には境界ギリギリに隣家があったため高い塀を巡らし、独立性の高い静かな庭を確保しました。そこに面するように各居室を配置してあります。内部はご高齢のご夫婦が落ち着ける様に、障子や格子といった和の要素をとり入れています。
中庭は奥さんが長年育てた植木達でいっぱいになりました。