近くに学校のある閑静な住宅地、そんな場所にこの住宅は建っています。
仕事の関係でよく海外のホテルを使われるご年配のクライアントのご要望は「白い住宅」でした。幾つもの案の中、最終的に決まったのは水廻りをリビングと寝室の間に配置する生活動線のもっとも短い案でした。クライアントのご希望で玄関ホールからリビング、水廻りは真っ白な空間とし、寝室はそれよりも少し温かみのある雰囲気になっています。広い敷地のため各室は全て南面し、深い庇越しに暖かな日差しが入ってきます。
「晴れた日は殆ど暖房を使わずに過ごせた。」
それが一冬を越したクライアントからの言葉でした。
バーベキュー好きのご夫妻がご友人を招待できる日が、早く訪れることを願っています。