松福加納店の解体が今日から本格的に始まります。
昨日はその解体のお祓いが行われました。商品すべてが片付けられた店内は閑散とし、物悲しい雰囲気さえ漂っていました。
「まだまだきれいですね。」松福のオーナーがポツリと言われました。
「もったいないですね。」僕もそう答えました。無垢の木、塗り壁、銅板、タイル、、本物の材料たちは30年近い年月の記憶を刻み込み、味わい深い趣を発しています。 ただ、手狭になった店舗はリノベーションではクライアントの要望には応えられず、建て替えることになったのです。
何か記念にと、植え込みの中に置き去りにされた手水鉢をひとつ頂いて帰りました。
新店舗は来年早々の完成予定です。
TU