先日のお風呂上りの事、ふと見上げると廊下の天井にヤモリの子どもが張り付いていました。
怖がる母を尻目に息子は大喜び、父にヤモリを捕まえてもらい、自分の手の中で大事そうに眺めていました。名前は『よろこちゃん』、息子が名付けましたが、由来は定かではありません。就寝時間になり、一緒に寝ると言い出し、困ってしまいました。
母『よろこちゃん、お母さんと寝たいんじゃない?』 同情を誘う作戦です。ひとまず、お母さんのところへ帰してあげて、また明日遊ぼうと提案し、息子も納得。蓋のないビンによろこちゃんを入れて外に出してやりました。
翌日、朝起きると布団から飛び起き一目散によろこちゃんの所在を確かめ、いない事がわかると、目に大粒の涙をためて、声も出さずにはらはらと流していました。そんなに思い入れがあったとは、、、『また遊びに来てくれるよ』と、慰めましたが、その日は、ふと思い出すたびにはらはらと涙を流して『なんで?なんでいなくなっちゃったの?』と、繰り返していました。
大丈夫。2階のトイレの換気扇に防虫網が付いていないから、これからの季節、いくらでも遊びに来てくれるよ。と純真な心の息子とは対象に溜め息交じりの母でした。