カブキチが死んだ

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7月の半ばに我が家に舞い降りてきた小さなカブトムシが死にました。

息子に「カブキチ」と命名されたその小さな生き物は、後からやって来た「カブリン」や「メスコ」が早々と逝ってしまった後も、元気に生き続けていました。
出現の仕方が特徴的だったからでしょうか、カブキチにだけは何故か愛着がわきました。
黒光りするつぶらな瞳が他のカブトムシよりも何故かかわいく感じられました。
カブトムシがかわいいと思った事は子供の時でさえあまりなかったような気がします。
妻も同じように愛着があったようです。

「カブキチ」は逝きましたが、土の中では生命力旺盛な彼の子供達が元気に育っています。

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