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あ ・ 明かり (4)2017.09.07

間接照明は雰囲気のある空間を作り出してくれます。ただ、それはどこか「虚飾に満ちた空間」という気がするのです。

間接照明をさんざん使いながらこんな事を言うのもどうかとは思うのですが、それが正直な心の声なのです。
光源からの光によって壁面や天井面がほのかに光る。そんな幻想的な雰囲気を作り出す反射光による照明形式に何故虚飾性を感じてしまうのでしょうか。
窓ひとつないトンネルのような真っ暗な廊下の突き当たりの壁面を、側壁の突き当たりに作ったスリットからの外光で照らすと、ちょうど間接照明で照らした様な感じになります。
ただ、そこに虚飾性は感じません。それは何故なのでしょうか。たぶん、その光が電球からの人工の明かりではなく、太陽からの自然の光だからそれを感じないのでしょう。
つまり、間接照明に虚飾性を感じてしまうのはその「現象」そのものではなく、その裏にある設計意図の中に「あざとさ」のようなものを感じてしまうからなのでしょう。
「過剰な演出」、「過剰な作為性」そんなものを感じてしまうからなのでしょう。
「形態は機能に従う。」とは機能主義の有名な言葉ですが、そんな言葉や日本家屋の合理性、機械や工場等の即物性に魅力を感じてしまう僕の好みが間接照明の中に虚飾性を感じてしまう一因なのかもしれません。

虚飾を感じる間接照明。ただ、それを封印してしまうつもりもありません。
それは建築というものは常にどこかで「虚飾」を内包していると思うからです。
あたりまえの事ですが、建築は決して即物的な究極の機械ではないのです。

TO

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中身2017.09.02

今日、久しぶりにメディアコスモスに行ってきました。

猪熊純さんという建築家の講演があったからです。
猪熊さんは建築本体はもとより、その中身に深く係わっていかれる建築家です。
建築で何がやれるか、どんな新しいものがつくれるか、興味ある話を色々聞かせてもらいました。

会場になったこのメディアコスモスも、伊藤豊雄さんがその中身について深く係わった建築です。
このすばらしい建築は今日も大変な賑わいでした。

TO

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あ ・ 明かり (3)2017.08.27

僕は素朴な明かり(照明)が好きです。

シンプルなフロアースタンド、壁に取り付いた裸電球、虚飾のないペンダント。
これらの明かりは素朴で、ひょっとすると「チープ」かもしれませんが、「豊か」です。
そんな豊かな光(明かり)に包まれた空間を作りたいと思っています。
ただ、そんな照明を使う事もありますが、僕が実際多く使う照明はダウンライトやスポットライトです。最近では間接照明も増えています。
ダウンライトやスポットライトは機能性や経済性に優れているだけでなく、その単純明快なフォルムにより空間に余分な「雰囲気」を発生させない事も、その選択の理由のひとつかもしれません。
ただ、間接照明を使うのはまったく別の理由からです。ここで言う間接照明とは周知のごとく、光源を直接見せずに壁面や天井面などに光を反射させる形式を指しています。
この照明形式を使うのは「リッチ」な空間を作る、そんな下心からかもしれません。高級ブティック、高級車のショールーム、おしゃれなクリニック、それらには必ずと言ってよいほど「間接照明」が付いています。
天井から吊下げられた裸電球が作り出す「チープ」だが「豊か」な空間ではなく、ただただ「リッチ」な空間を作り出しています。
最近これを使う機会が増えてきたのは、クライアントが望む空間イメージが大きく関わっているのは確かですが、「一度使うと病み付きになる」そんな間接照明の魔力が原因かもしれません。

ただ、「間接照明を使い過ぎ。」「安易に空間を演出し過ぎ。」そんな心の声が最近聞こえてくるのです。

TO

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夕焼け2017.08.27

昨日、久しぶりに「焼肉屋」へ行ってきました。

「焼肉屋」へ行くのは本当に久しぶりです。若い頃は結構いきましたが...10年ぶりくらいでしょうか...
そこの駐車場からの夕日がとてもきれいでした。その「光」を見て、帰ってからブログで書いていた「明かり」の続きを書かなくては...と思い出しました...

TO

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色々な生き物2017.08.11

先週海でキツネに出会ってから、その後も色々な生物達と出会いました。
家のもみじで捕まえたクマゼミ。息子の夏休みの自由研究用に捕まえた微生物達。息子が捕ってきたイモリ。
子供の頃の夏休みの記憶も蘇ってくるようです...

TO

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論田川の微生物2017.08.11
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水槽の微生物 (2)2017.08.11
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水槽の微生物2017.08.11
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赤腹いもり2017.08.11
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2017.08.07

週末、家族三人で日本海へ行ってきました。

砂浜に面したキャンプ場には原発の建物がすぐそこに迫っていましたが、眼前には美しい日本海が広がっていました。
海で泳ぐのは何年振りでしょうか。何十年ぶり?ほんとうに久しぶりです。海二度目の息子はテント設営も一切手伝わず、海に直行です。
蟹やヤドカリ、ヒトデを捕まえ、しょっぱい海水を味わいながら、風の強い日本海を泳ぎました。

夜、消えかけた焚き火台の傍で一人で酒を飲んでいると、足の悪い一匹の野性のキツネがやって来ました。先の白い太い尻尾、尖った耳、まさにキツネです。
残っていた焼き鳥、食べかけのチーズをキツネが驚かない様にそっと投げてやりました。
野生の動物への餌やりは良くない事かもしれません。でも、足の悪い彼(?)には人間からの餌が貴重な命綱かもしれないし...

満月に近い青白い月明かりの下で、野生のキツネへ餌をやったのはもちろん初めてです。幻想的な貴重な体験でした。

TO

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地鎮祭2017.07.31

今日、ON邸の地鎮祭に行ってきました。
昨年の年初めに改装の計画が始まって、本日地鎮祭を迎える事ができました。
古い鉄筋コンクリート造2階建ての約90坪程の大規模な改装工事となります。
安全第一、無事に工事が進むようにお祈りをして、お盆空けから本格的に工事が始まります。
良い空間になるように、来年初めの竣工まで頑張っていきたいです。

YO

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これから長良川花火大会2017.07.29

本日は、長良川花火大会です!
13時の車両規制前に場所取りをしてから、長良橋のたもとで川遊びをして時間を潰しております。
父と子はライフジャケットを装着して、プカプカと楽しそう…
私というと、足だけ川に浸かり折畳み傘を差して涼んでいます。来年は、水着でも着てくるかな。

開始まであと5時間…

YO

焚き火
あ ・ 明かり (2)2017.07.24

明かり(照明)は夜の空間を演出する最も強力な装置と言えるかもしれません。

天井から吊るされた1灯の裸電球、壁に取り付けられたアッパーライト、床に置かれたフロアースタンド等々。
それらからの光が夜の空間を劇的に変化させます。
照明器具はその取り付く位置や形式によって、ダウンライト、シーリングライト、ペンダント、スポットライト、ブラケット、スタンド等、様々な名前で呼ばれています。
明かりの初源的な形式が「日」ではない焚き火などの「火」の光と考えると、最も素朴な明かりの形式は床に置かれたスタンドかもしれません。
焚き火(木)の光が燭台(蝋燭)や行灯(油)の「火」の光に変わっても、それらは皆床に置かれた明かりです。
そして、それらが壁に掛けられたり、天井から吊下げられたりしながら照明の原型が出来上がってきたのでしょう。
「照明形式素朴順」といったものがあれば、スタンドーブラケットーペンダント となるのかもしれません。

TO

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あ ・ 明かり2017.07.15

「あいうえお順のコラム」第一回目の「あ」は「明かり」について書いてみます。

「明かり」は建築にとって、とても重要な要素です。

建築を視覚芸術という側面から捉える時、「光」が絶対に欠かせない要素である事は誰にでもわかる事です。
「明かり」も「光」の一種ではありますが、建築の世界でこの言葉を使う時はほとんどの場合人工照明の事を指しています。
昔の建築用語には「明かり障子」「明かり床」「明かり書院」等、「明かり」が自然光を指しているような言葉もありましたが、今はあまり使われていません。
提灯の明かり、ろうそくの明かり、照明の明かり等々...今では「明かり」といえば「照明」を指していると言ってもよいかもしれません。
「明かり」が建築にとって重要、とは「照明」が建築にとって重要という事を言っているわけです。

次回はこの建築にとってとても重要な「明かり」≒「照明」について書いてみようと思います。

TO

あいうえお順のコラム2017.07.07

筆不精  

夫婦揃ってのこの性癖(?)のため、ブログがいつも滞っています。
日々の些細な事を書くのもこの有様なのに、建築について多少なりとも内容のある事を書く等、とても続けられる訳がありませんでした。
最初の頃は頑張って色々と書いてきましたが、「何を書くか」それを見つけるのも大変でした。
そこで、思い切って「あいうえお順」に思いつく言葉について何か書いてみることにしました。
こんな仕事に携わっているのですから、少しは「建築」について書いていければ...そう思った初心を少し取り戻し...始めてみようと思います。

初回は「あ」、「明かり」でいこうと思います。週一ぐらいのペースで書いていければと思うのですが...無理かな...

やはり、いつものように途切れ途切れになるかとは思いますが、よかったら、またご覧になってください。

TO

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松福鷺山店2017.06.15

松福鷺山店、アップしました。

竣工から9ヶ月も経ってしまいましたが、なんとかアップしました。
一宮店と同じような店舗ですが、広い庭とその中に建つ四阿(あずまや)が魅力です。
お近くにお寄りの接はぜひ一度お立ち寄りください。

TO

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鉱物採集2017.06.12

中津川市の”ちんの峠”へ家族で鉱物採集へ行ってきました。
ここは石英(水晶)がよく取れる事で有名な場所だそうです。鉱物採集初体験の私達家族でも小さい石なら簡単に見つける事が出来ました。ただし、辿り着くまでが大変でしたが。。

息子は小さい時から石が好きなようで、気に入った石があるとよく拾ってきました。そんな彼が日本の歴史の漫画で旧石器時代の打製石器(石槍や石斧)の存在を知り、自分も石槍を作りたい!と色めき立ち、父も『子供の頃に水晶拾いに行ったなぁ〜』と。
こうして我が家で鉱物採集の機運が高まり拾いに行く事になりました。
いつかは、打製石器によく使われていた黒曜石を採集したいものです。

YO

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沢蟹2017.05.27

今日、息子とふたりで二匹の沢蟹を伊自良川に放してきました。

先週の日曜日、同じ場所で遊んでいた親切な親子にもらった沢蟹です。
10年近くの寿命があると言われる沢蟹。不精の僕にはとても面倒はみれそうにありません。
以前もらった弁慶蟹も死なせてしまいました。
「1週間後に必ずここに返しにくるのなら、もって帰ってもいいよ。」そういう僕に、息子は「1週間観察したら返しに来る。」そう約束しました。
そんな息子でしたが、1週間ほとんど観察もせず、今日のお別れも車の中から「バイバイ。」の一言でした。
「もう捕まるなよ。」そう心でつぶやいて、年齢不詳のカニ達と別れました。

でもまた、捕まえては放す人間のエゴ、繰り返す日々が当分続きそうです。

TO
 

一級建築士事務所 内川建築設計室 岐阜・愛知・三重を中心に夫婦で建築設計事務所を営んでいます。